結局グレープフルーツって何よ?ゆらゆら帝国の「グレープフルーツちょうだい」を考察

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こんにちは、emです。

今回は、ゆらゆら帝国のグレープフルーツちょうだいについて考察します。

 

グレープフルーツちょうだいとは?

ゆらゆら帝国の数ある楽曲の中でも人気を博す曲。ロックサウンドの中でボーカルの坂本慎太郎さんの声がつぶやくように歌う(語る)スタイルが大胆で斬新。それでいてクール。1996年、インディーズ時代に発表されたアルバム「アーユーラ?」に収録。また、2004年にリリースされた「1998-2004」というベスト盤にも新録として1曲目に収録されています。

この曲のもたらす第一印象

サウンドとして激しい印象はあれど一定したコード進行で淡々とした空気感があります。それがもたらす渦のようなグルーヴに男の朴訥な語りが乗っかることで、バンドサウンドというよりは語りとバックグラウンドミュージックのよう。イントロなしで始まるこの曲の出だしは「さっきからあなたの目の前で・・・」とまあ主人公の一人語りなわけですが、すでにこの瞬間からこの曲のなんかよく分からんけど何かが始まってしまう緊張感がひしひしと、この身に迫ってくるわけです。

 

歌詞を考察していく

作者の真意は不明ですから、ここからは仮説として書いていきます。

仮説①主人公は女に好意がある

これは歌詞の全体的な流れでわかることですが、主人公は「ぼく」で目の前に「あなた」がいます。彼の世界にはひとりの女性がいるようです。頭の中で描かれる主人公の願望は馬みたいな車と、車みたいなギターと、ギターみたいな女の子

 

でね、この描写、ものすごくエロい。(個人的に。)

 

ぼくにとってあなたはいるだけで安心する存在であり、あなたが私の(ここ十年間の)シンボルなのであります。愛情、を超えてもしくは崇拝している存在かもしれない。崇拝とはどういうことかというと、手に入らない崇高な存在であり距離感であるということです。

 

仮説②主人公と女の間には距離がある

あなたが目の前にいるのに言葉はなくましてさわることなどできないでいる。また、もう一度ここへやってきて・・・と懇願するような節からも、すでに物理的な距離も確定している。

そもそもだ。ギターみたいな女の子が欲しいと言っている点で、女の子とあなたを重ねて見ているとすれば、あなたは手に入っていない存在であり、欲しくてたまらない存在であるわけです。

 

仮説③頭の中では大変なことがおこっています

手と足と胴体がそれぞれバラバラに動き出しそうでそれを押さえつけてジッとしているだけでやっとの状態です。

あと10秒数えるあいだにここからどこかへ消えてくれないとお前の大事な冷蔵庫の中身を全部食っちまうぞ

と主人公は述べています。

 

これの大変なところは、全てが一人語りであり、全てぼくの脳内で起こっていることだということ。手と足と胴体をじっと押さえつけている状況よりも、その感覚を脳内で想像できていることが不気味なわけです。

冷蔵庫の中身とは、「あなた」のメタファーと思われます。

 

怖いわ。

 

そもそも目の前にいたあなたも妄想かもしれない。空想の川のむこう側から時々こちらを確認している・・・とあるように。

 

仮説④グレープフルーツはあなたであり、余白

突然出てくるグレープフルーツ。これに関しては、全くなんのことやらわかりません。なんでグレープフルーツだったのか?

人によっては、グレープフルーツの効能とか花言葉とか拾ってくる人もいるかもしれない。しかし私はこのなんの脈略もないグレープフルーツに、余白が残されていると解釈したい。

 

馬みたいな車に乗って

車みたいなギターを弾いて

ギターみたいな女の子のヒザの上にいたい。

1番よりもより具体的に望まれたこの3つの節、これ3行目だけ異質なのです。

多分こいつ(主人公)は馬みたいな車も車みたいなギターもいらないのだ。

そんなのはダミーで、ただギターみたいな女の子の上にいたいだけ。

副題は「I Want A Guiter Like A Car」だけど、これは真意ではなくて、つまり主人公は「I Want A Girl Like A Guiter」と言いたくて言えない男なわけです。

 

この歌って実はシンプルで、主人公が欲しくてたまらないものが彼の独白のようにして渦巻いている歌。そして唐突に繰り返される、グレープフルーツちょうだい。エコーで彼の脳内に鳴り響く「グレープフルーツちょうだい」。

このグレープフルーツに入る言葉は想像にお任せ、というわけなのであります。

 

まとめ

とまあ、ここまで妄想で書きました。なぜ私がこの記事を書こうかと思ったかというと、芸術の解釈って人それぞれだよねと思うことがあったからです。坂本さんが、いやこれは本当にグレープフルーツ食べたいって歌なんですと言ったらそれまでなわけですが、でも幸いなことに坂本さんは歌詞のことを語らず、その余白を残してくれています。

 

検索すれば、グレープフルーツちょうだいの次に解釈というサブキーワードが出てきます。それだけ余白のある歌であり、たくさんの人が自分なりのストーリーで楽しんでいる。それって素晴らしいアートだと思うのです。坂本慎太郎さんがソークールなのが伝わったところで、「音楽」というアニメーション映画を是非ご覧ください。ほっとするから。

 

引用:グレープフルーツちょうだい/ゆらゆら帝国

 

 

三谷作品初心者向け!王様のレストランという名作について語りたい

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こんにちは、emです。

 

早速ですが大好きなドラマがあるのでご紹介させてください。三谷幸喜脚本王様のレストランです。DVDのオーディオコメンタリーも聴きましたがそれも最高に面白い!

 

 

王様のレストランって?

1995年4月から7月まで毎週水曜9時から放送されていたフジテレビ系列のドラマ。

 

脚本・三谷幸喜 演出・鈴木雅之、河野圭太

 

説明せずとも、日本で人気になったテレビドラマにはだいたいこの御三方が関わっていますね。

 

オープニング曲:服部隆之「Bon courage!」

エンディング曲:平井堅「Precious Junk」

 

そう、エンディングはあの平井堅のデビュー曲でした。誰もが口を揃えていいます。

なんで良い曲なのに売れなかったんだと。

 

人には人のベストタイミングってのがあるのですよきっと。私はそう思います。

 

ざっくりあらすじ

倒れかかったフレンチレストラン「ベル・エキップ」を立て直すべく現れた、若きオーナー・禄郎と伝説のギャルソン・千石。ところが店にはやる気のないシェフたちといかがわしいディレクトールそしてバルマン。千石はシェフ・しずかの才能を見抜き、なんとかやる気に火をつけようとするが、いつしか千石への反発が強まり店は波乱ムードに。そんな中で起こるアクシデントをあれやこれやで乗り越えるうちに仲間の団結が次第に生まれ、ちょこっとラブなんかもちらほらありつつ最後には笑いも涙も止まらないハートフルヒューマンドラマです!!!!

キャスト

・千石武/松本幸四郎

初代オーナー時代のベルエキップに働いていたギャルソン。初代オーナーの親友。一度店を離れたが、店に当時の活気を取り戻すべく、禄郎に頼まれ店に戻ってきた。

 

・原田禄郎/筒井道隆

初代オーナーの愛人の息子。父の遺言でベルエキップの若きオーナーに突然就任することとなる。

 

・磯野しずか/山口智子

ベルエキップのシェフ。初代オーナーが病気になった時にスー・シェフとして雇われ、そのまま昇格した。やる気はないが千石に才能を買われ、徐々にシェフとしての自覚と実力を身につけていく。

 

・三条政子/鈴木京香

ベルエキップのバルマン。元々クラブのホステスだったのを引き抜かれた。ディレクトールである範朝の愛人。

 

・水原範朝/西村雅彦

ベルエキップのディレクトール。初代オーナーの長男であり、禄郎の腹違いの兄。初代オーナーが病に伏せた後経営を任されたがみるみる悪化。いかがわしいビジネスに手をつけるなど厄介な問題を引き起こす。

 

・梶原民生/小野武彦

ベルエキップのメートル・ド・テル(給仕長)。勤めている期間は長いが、あまり役に立たない。

 

・稲毛成志/梶原善

ベルエキップのパティシエ。しずかに2回振られている。意外とデリケートな面があり、自分のデザートにも自信を持てずにいる。

 

・大庭金四郎/白井晃

ベルエキップのソムリエ。自分の能力に自信を持っており、他の従業員と一線を画している部分があるが、実はお人好しで優しい性格。

 

・和田一/伊藤俊人

ベルエキップのコミ(食堂主任)。ギャルソンとしての仕事は千石からも評価されている。梶原と一緒にいることが多く、彼のスケべ話には若干うんざりしている。

 

・畠山秀忠/田口浩正

ベルエキップのスー・シェフ。しずかを慕っており、稲毛をライバル視している。

 

・佐々木教綱/杉本隆吾

ベルエキップのプロンジュール(皿洗い)。いつも真面目に皿を洗っている。目標は「一流のプロンジュールになること」。

 

・ジュラール・デュヴィヴィエ/ジャッケーローロン

ベルエキップのガルド・マンジェ(オードブル担当)。日本語があまりわからないため時々時代劇がかった日本語を話す。

 

・ナレーション/森本レオ

「それはまた、別の話」と締めくくるのが定番。

 

このドラマのここがいい!

・登場人物のキャラが立っている

それぞれのキャラクターがハマりすぎるほどにハマっているんです。自然すぎて、なのに強烈で、本当にどこかの街に存在していてほしいと思うくらい愛おしいキャラクターたち。

 

一番好きなキャラが決められません。本当に全員大好き!!と叫びたくなる。

 

三谷さんによれば、実際に俳優さんと会ってみたり演技を見てみたりしてキャラの方向性やストーリーの流れを変えていたそうです。

 

例えば禄郎は、筒井道隆さんについて「固い人だと思っていたら会ってみるとなんか面白い人だった」ということで、少しとぼけたあの禄郎のキャラに行き着いたそう。

 

さらに言えば、最初はしずかは禄郎とくっつく予定だったけど、話が進んでいったらなんか千石としずかが良い感じだったからそっちにしたと言われていました。

 

(しずかと禄郎のそういう話も見てみたかったかも!!)

 

その他のキャストも、伊藤俊人さん梶原善さんといった三谷さんが長く親交のある俳優さんが多いです。一人一人をモデルとしたキャラクター設定だったのでしょう。

 

ちなみに松本幸四郎さんはダジャレが好きらしいのですが、千石もそういうキャラです。1話で「シャンベルタンを持ってこい!」と荒ぶる客に対してもう何もシャンベルタンとたしなめています。これアドリブだったらしい。

 

登場人物が全員キャラ立ちしているのは、俳優さんの本来持つ個性や面白みをキャラに落とし込んでいるからこそです。

 

・伏線だらけのストーリー

特にすばらしかったのは第5話の奇跡の夜という回。これがもう、見事なまでの伏線回収!タイトル通り、奇跡が起こるには誰一人欠けてはいけなかったという奥深いテーマでもあります。

 

第6話一晩だけの支配人でもなんて脚本だ!と唸らされます。今の視聴者向けに例えるならば、アンジャッシュのコントみたいな感じでしょうか。めちゃ面白い。

 

・なんかもういちいち面白い演出

脚本の良さもありますが、これは演出の力なのでしょうか。鈴木雅之さんといえばショムニとかHEROとか、ああいうテンポの良い独特のカット割が特徴的。

 

例えば1話で範朝がクレープフランベを作るところや5話で千石がメリージェーンを聞いているところ。あの一人一人がテンポよく映るカット割り。どことなくコミカルですよね。

 

ちなみに歌手の方はこちらです。 

違う、そうじゃない。

 

演出のお二方だけでなく、出演者のアドリブやアイデアも形になっているといいます。

 

例えば第2話で禄郎が店に来た際、メートルたちが散々名前を間違えるというくだりがありますが、あれは伊藤さんのアイデアだとか。

 

またキャラ設定にも通ずるところがありますが、しずかが橋幸夫ファンというのも乙な設定ですよね。橋幸夫にしたのは三谷さんがリズム歌謡が好きだからという理由だそうですが、流石のセンスとしか言いようがない。

 

ただのウケ狙いの発言ではなくて、キャラクターが自然とやってる発言や動作、その滲み出る人間性が純粋に笑えるのです。

 

毎回どこかでクスリとさせられるシーンが盛り沢山で、いつも満足感でいっぱいになります。

 

・登場人物の心の成長

この物語のグッとくるところは、バラバラだった店がいつしか団結し一つにまとまっていくところです。

その大枠はもちろんなのですが、一人一人の心の動きがきちんと描かれているところが素晴らしいなと思うのです。

 

禄郎はオーナーとしての経験はもちろんのこと、失恋も経験します。

 

付き合ったり別れたりしていた範朝と政子でしたが、最終的にヨリを戻した時の禄郎の失恋シーンには一人の男性の成長がしっかりと描かれていました。

 

しずかは勝ち気で男っぽく大胆な性格をしていますが、その実自分に自信が持てずにいます。料理に対する思いはあるのに、自信がないから誤魔化しつづけている。

 

どうせこの仕事長く続けようとは思ってませんから(第2話)

 

それを知ってか知らずか、千石だけは真っ直ぐにあなたならできると励まし、何度も鼓舞してくるわけです。

 

そんな千石にしずかはほんのり恋心を抱いていくようになります。

 

しずかの政子に対する態度もあからさまでした。「女」についてもコンプレックスを感じているのは、あとで政子が失恋した回でも見受けられます。

 

最終話で千石が店を出て行った時、それは仲間を失った喪失感というよりも、信じていた一人の男性を失った女心が描かれています。しずかにとってはシェフとしても女性としても成長した1年だったわけです。

 

そしてそんな人物の心を見事に演じきっている筒井道隆さんと山口智子さんの演技力!!

 

スバラシイデス。

数多くの胸打つ名言たち

・パンは小さな器に入れれば小さく膨らみ大きな器に入れれば大きく膨らみます

2話で千石が禄郎を励ました言葉。

 

・あなたは自分のことしか知らない、私は100人のシェフを知ってる

4話で千石がしずかに言った一言。

 

・でも、やりたいんだ

6話で梶原が言った台詞。無茶だと言われてもでもやりたいんだ、と真っ直ぐにいえるところは彼の後先考えない性格を表したコミカルなシーンであった。だけど個人的には、なんか感動して心に残ってしまった。

 

ファンなら知っておきたい裏話

・名前の秘密

名前は歴史上の人物の名前になっています。三谷さん曰く、好きだし覚えやすいから。

 

千石武:武蔵坊弁慶から

原田禄郎:九郎義経から

磯野しずか:静御前から

三条政子:北条政子から

水原範朝:源頼朝から

 

なるほど確かに覚えやすい!禄郎としずかをくっつける予定だったからこの名前にしたのに、と言われていました。(1へえ)

 

水原も「源」をさんずいと原に分けたということ!(2へえ)

 

また、小野武彦さん演じる梶原。これは稲毛役の梶原善さんから来ています。役の中でしきりに「カジワラじゃなくてカジハラね」といいますが、これは梶原善さんが実際によく言っていたことなのだそうです。

 

・あの人は今

佐々木役・杉本隆吾さん

現在は松高タケシに改名し、脚本演出や映像作家、また作詞作曲や振り付けもされているとか。

 

デュヴィヴィエ役・ジャッケー・ローロン

フランスで映画監督になったらしい。

 

和田役・伊藤俊人さん

2002年に亡くなりましたが、その訃報にはとても驚いたことを思い出します。三谷さんがHRの時にかけていたメガネは伊藤さんのものだそうです。

 

・ひっそり出演していたゲスト

橋幸夫・坂井宏行・服部幸慶

最終話で登場。橋幸夫はしずかに本物じゃないと言われてしまいます。その展開もウケる。

 

三谷幸喜

最終話の最後に謎の中国人が訪問します。あの人は三谷さんです!

 

王様のレストラン初心者の皆様へ

コメディが好きなら是非見て欲しい!

そして、今夢を追っている人にも。私はもう今年になって4回は観ました。またいつか、ネタバレありの考察記事も書きたいと思っています。(好きすぎ)

 

 

平成のトレンディ俳優!筒井道隆さんが素敵すぎる

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はじめまして、emです。

 

今クールのドラマと言えばやはりミステリと言う勿れかと思うのですが、その中で出てくる青砥役の筒井道隆さん私大ファンでございまして。

 

まだ幼稚園の頃。掛居くんフィーバーの時代になんて素敵な人だと子供ながらに思い、両親もファンだったので我が家ではずっと道隆ちゃんと呼ばせていただいています。

 

道隆ちゃんも50だと思うと道隆ちゃんなんて呼べない。やっぱ道隆さんにします。

 

FODに登録してから王様のレストランを見直したことをきっかけに道隆沼に落ちてしまいました。

 

もうほんとその時期は日本で一番検索していた自信があります。今日はそんな道隆さんの魅力を振り返ってみたいと思います。

 

筒井道隆さんという人物

1971年生まれの50才(2022年1月現在)。キックボクシングの風間健の長男。妹さんがいらっしゃいます。名前はお父様である風間健さんの僧名であった「道隆」が由来。

 

大変スパルタな環境で育ったそうで、父親から竹刀で頭を割られたことも。風間健さんの本を読みましたが、イメージ通りまじめでシャイな優しい男の子だったようです。だからこそ厳しい教育を受けられていたようでした。

 

趣味で本格的にロードバイクをされていましたが、小学生の時におばあちゃんのいる名古屋まで自転車で行くなど、自転車にはずっと馴染みがあったそうです。厳しい家だったのでそうやって家から出られることだけで嬉しかったとか。

 

バタアシ金魚で俳優デビュー。ご本人はデパートで働こうかと考えたこともあったそうですが、父親に役者になるか自衛隊に入るかどちらかを選べといわれ、役者を選んだということです。(そんな二択ある?)

 

そしてオーディションで射止めたのがあの役。そうかけいくんです。

 

ブレイクしたのはあすなろ白書・掛居保

このドラマの中で掛居保というキャラが爆発的人気を誇っていたのをご存知でしょうか。脇役がキムタク、そして西島秀俊なのです。今思うとすごい面子。しかも西島秀俊は途中で死んでしまいますし。

 

そんな二人を差し置いて輝きを放つこの掛居というキャラ、なんで人気なの?とお思いの人も少なからず居るでしょう。

実際貧乏学生だしコンプレックスあるしそのせいで女運もよくないし(モテるけども)優柔不断で結構やきもきしてしまいます。

 

だけど

これがいいんだ。

まずこの特徴のないフェイス。なんとも似顔絵に描きにくい顔です。でもこれがね、ほんとに好き。顔はぼーっとしているのに何気に背も高くてガタイがいい。

 

※写真集持っています。最高でした。

 

キムタク演じる取手が俺じゃダメか?とバックハグするのは有名なシーンですが、バックハグなら掛居もやってます。そう、やるときゃやるぜ掛居。

 

この掛居役がはまって、その後も道隆さんはトレンディ俳優として活躍されます。で、私が何より好きなのが1995年の王様のレストランです。

 

転機は王様のレストラン・原田禄郎

このドラマの主要人物として出てきます。

 

クレジットは松本幸四郎さん、山口智子さんに並び主役としての登場。レストランの若きオーナーです。

 

私、この原田禄郎が大好き。

 

原田禄郎という人物には行動的楽観的決断力がある情に厚い素直天然、というキーワードがあります。

 

かわいい弟分みたいなのが回を重ねるごとに立派に成長していくところも良くて、何よりこのなんだかぬけてるキャラというのが道隆さんにドンハマりでした。

 

これは三谷さんが言っていたのですが、すごく真面目でおとなしい人だと思っていたのに会ってみたらなんか違ったということで2話から禄郎をちょっと変なキャラに設定し直したそうです。

(2話で三つのWをいうシーンめちゃめちゃ好きです。)

 

道隆さんにとって、この作品は転機だったといいます。

 

とにかく命をかけてやるということしかなかったけれど、笑わせることの難しさを学んだ。

笑わせることに命をかけるのもありかと思った、と。

 

確かに三谷作品は本当に笑える。

 

道隆さんは結婚しているのか?

そんなかわいい緑郎ももう50歳ということで、もう立派なイケオジです。プライベートがあまり見えないこともあり、未婚説が一般的でした。しかし私は道隆さんは既婚だと踏んでいます。

 

別記事で書いています。

ameblo.jp

 

あすなろ白書から約30年・・掛居くんも緑郎も色褪せません。

 

青砥さん見ると令和〜〜〜と叫び出してしまいたくなりますが、時の流れに身を任せ、心赴くままに昔の作品にときめいている毎日です。

 

皆さんはどの道隆が好きですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

音楽ファンに観てほしい!ただのアニメではない青春映画「音楽」

 

はじめまして、emです。

 

最近FODやらTVerやらアマプラやらでドラマ三昧の日々を送っているのですが、その中でまたいい作品を見つけてしまいました。

 

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音楽です。

 

2019年に公開。原作・大橋裕之×監督・岩井澤健治楽器に触ったこともない不良学生たちがバンドを組むことから始まる、なんとも青い物語です。あらすじを読むだけでロキノン女子の血が騒ぎます。

 

アマプラだけでなくU-NEXTとか色々なところで観れるらしい。

 

原作は大人気漫画。私も買いました。あっという間に読めた。

 

これ一言で言いますとサブカル好きな皆様にはクリーンヒットではないでしょうか?

 

※以下、ネタバレあります

 

 

キャストは?

注目すべきは豪華声優陣!なんと主役はあの坂本慎太郎(ゆらゆら帝国)

 

私、ゆらゆら帝国のファンでありながら・・・坂本慎太郎さんを敬愛しながら・・・この映画のことを知らず2年もすぎてしまいお恥ずかしい限りです・・・

主要キャストは

研二 バンド「古武術」の不良高校生坂本慎太郎

亜矢 研二の同級生の女子駒井蓮

太田 研二のバンドメンバー前野朋哉

朝倉 研二のバンドメンバー芹澤興人

森田 別バンド「古美術」の少年平岩紙

大場 研二を敵視する不良竹中直人

 

個人的には森田が平岩紙さんだったことが驚きでした。

 

注目すべきキャラクター

①主人公・研二

やはり彼でしょう。この人、心から愛おしい。

ベースが何かもわからない状態でバンド始めるし、フェスに出るのも即答で決めちゃうし。かと思いきやバンド飽きたとか言うし。でも尻でリズム取ってるし。

 

気持ちいいほどに動物的。この反射的に言葉を発するような突飛なキャラ、大好き。だって、私にはできないもん。

 

この淡々としたどことなく掴めない感じは、坂本さんのキャラにも近しいような・・・

この人の発する一言一言にクスリと笑けてしまいます。

この人の雰囲気が映画の全体の雰囲気になっている。

研二は坂本慎太郎でないとできなかったキャラかも。

 

②古美術・森田

研二と対照的なキャラとして描かれています。

内気ではあるがかなりの音楽マニア。

 

知識もなく思いつきでバンドを組んだ研二と違って300曲以上の持ち歌があり、家には3万枚ものCDを集め、音楽への情熱は底知れません。

 

どちらかといえば森田に近しいと言う人は多いのではないでしょうか。

 

音楽が好きで自分で曲も作って、音楽への感度はビンビン。

森田は多分、努力の男だ

 

たとえ音楽をやっていなくても、彼が一喜一憂するところや音楽にのめり込んでいるサマを見ていると、なにか心に触れるものがあるはず。

 

そんな彼が初めて古武術の演奏を聴いてトリップしたアレも、音楽ファンなら共感しちゃうよね。まさに音楽あるある。

 

研二と森田、そして古武術と古美術が対照的に描かれることでバンドってなんでもありなんだなという音楽の器量を感じることができます。

 

見どころ

1 アニメとは思えない登場人物のリアルな動き!

製作期間は約7年超!すべて手描きで作画枚数は4万枚を超えています。

 

歩くシーンひとつにしてもキャラの人間性が出ている·····こんなアニメ見たことない!

 

研二の一挙一動が、もう研二でしかないのです。

何なら坂本さんを彷彿とさせるような独特の立ち居振る舞い。

 

岩井澤監督は実写の動きをトレースするロトスコープという手法を採用していたそうです。

これによりリアルな動きが実現。顔は信じられないくらいデフォルメされてますが。

平坦な絵の中に独特のリアルがあってなんともいえぬ面白さです。

 

クライマックスの野外フェスシーンにおいては、実際にステージを組みミュージシャンや観客を動員してのライブを敢行したそうで。

 

個人的にすごいなと思ったのは、オシリペンペンズのドラマーの動き!めちゃめちゃ既視感ある。

 

そしてスタッフの立ち振る舞い!Tシャツの首元の開き方とかさ、もうそれでしかないよね?なんかニヤついて見てしまう。

 

とまあこういうふうに何もかもが前代未聞のアニメーションプロジェクトということです。

 

2 主題歌はドレスコーズ!

主題歌はドレスコーズの書き下ろし「ピーター・アイヴァース」。

 

その映画の良さを決める要因として、ラストシーンからエンドロールに入る瞬間の余韻は大きいと思うのですが。

 

このイントロが流れた瞬間、あ〜良い映画だったなと思えました。

志磨遼平さんも原作ファンだったそうですよ。(関係ないけど溺れるナイフの志磨さんの演技良いよね)

 

3 クライマックスのフェスシーン!

実際のライブ音源が流れています。このご時世、生音に触れていないせいかそれだけでやけに胸が躍ります

 

古美術が演奏するシーンは研二が会場に駆けつける姿がエモーショナルに映し出され、絵自体はそんなかっこよくないのにめちゃめちゃかっこいい!

 

そんな最中に森田はギターのストラップが外れてしまうわけですが、ここにもドラマを感じますね。

ほら音楽とかバンドとかってこんな感じじゃないですか?どんなに盛り上がっていても輝いていても何が起こるか分からないというか・・・そんな比喩のような気がしました。

 

ちなみにこれ私もやったことがあってですね。私の場合は演奏が止まることはなかったけど非常に焦りました。ストラップピンはちゃんとつけましょうね。

 

そしてクライマックスの研二の笛と歌声!

基本的に古武術の演奏シーンはドラムのキック音とベース音が刻まれるだけです。

これはどんな演奏かは視聴者にお任せするよと言うことだと思うのですが(いや、あれが完成形?)

めちゃめちゃ良い演奏してんだろうなと思わせられます。

想像することしかできないのに、胸にせまるものがあるから不思議です。

 

そして研二が最後、泣きながらものすごく良い声で歌います。

ゆら帝ファンならばお気づきでしょうがこれ坂本さんじゃない。

 

いや一瞬坂本さん?ってなりましたよ。いやでも違う、これ坂本さんじゃない。

でもでも歌だけ他の人に代わるなんてそんなことあるのか?て思うじゃないですか。

結論、そんなことありました。

 

それは坂本さんではなく岡村靖幸!岡村ちゃんでした!

研二の歌声だけの出演とはなんてスペシャル!エンドロール見て笑いました。

 

 

この予告かっこいい、グッとくる!!

youtu.be

こんな人におすすめ

これは是非、音楽が好きな人に見てもらいたい!

バンドっていいよね。音楽っていいよね。ノリでバンド組んでもいいよね。解散したっていいよね。解散したって言葉すらかっこいいもん。平坦な絵にはどことなくリアルなバンドの初期衝動が描かれていました。BECKやソラニンともまた違う、青春の音楽の熱が感じられます。

ロック好きならあるある!と頷きながら。そして自分の青春を思い出しながら。はたまたこんな青春を送ってみたかったとか。そう言うことを思いながらほっこりできる映画です。

ああ、やっぱり音楽って素敵だ!